原状回復費用の比較・内訳の目安

退去時の原状回復で請求される項目と、おおよその費用感を整理しました。物件・経過年数・契約により変わるため目安です。見積を受け取ったときに「何にいくらかかっているか」を確認する材料としてご利用ください。詳しい判断は退去・原状回復の相談窓口よくある質問もご参照ください。

原状回復で請求されやすい項目の比較

借主負担になりやすい項目と、一般的に「通常損耗」として借主負担にならないとされる考え方を表にまとめました。契約書の条項と国土交通省のガイドラインが優先されます。

項目 借主負担になりやすい 通常損耗の考え方
壁のキズ・穴 故意・過失による穴・汚れ 経年による色あせ・軽い汚れ
フロア(フローリング・クロス等) 通常の使用を超える傷・変色 経過年数に応じた摩耗・擦り傷
クリーニング 契約で定められた範囲の清掃
エアコン撤去・穴埋め 借主が設置した場合の撤去・補修
キッチン・浴室の汚れ 通常清掃を超える油汚れ・水垢 軽い使用による汚れ
壁紙・張替 特約で義務づけられている場合等 経過年数に応じた劣化

費用の内訳の目安(参考)

工事内容ごとのおおよその単価・範囲です。地域・業者・物件により変動します。見積の「工事名・単価・数量」がこの目安と大きく乖離していないかを確認する参考にしてください。

  • クリーニング(専用部屋・一式):数万円〜十数万円程度(範囲により異なる)
  • 壁の補修(穴・キズ):1箇所あたり数千円〜2万円前後のことが多い
  • 壁紙張替(1室):数万円〜十数万円程度(面積・仕様による)
  • フロア補修・張替:部分補修なら数万円、全面なら十数万円〜数十万円もあり得る
  • エアコン撤去・穴埋め:撤去と穴埋めあわせて1〜3万円前後の例が多い(業者・仕様による)

合計で「クリーニングのみ」なら数万円、「壁・フロアの補修が含まれる」と十数万円〜数十万円になるケースがあります。あくまで目安であり、実際の請求は契約と見積の内訳で確認してください。

見積を受け取ったときの確認チェックリスト

請求や見積を確認するときに、次の項目をチェックすると論点が整理しやすくなります。

  • □ 契約書の「原状回復」「通常損耗」の条項を確認した
  • □ 入居時にもらった書類・写真の有無を確認した
  • □ 住んだ年数と、経年劣化として扱われる範囲の目安を押さえた
  • □ 原状回復に関する特約(クリーニング義務・壁紙張替など)の有無を確認した
  • □ 見積に工事名・単価・数量が明記されているか確認した
  • □ 不明な項目は管理会社に書面で質問する準備をした

内訳が理解できていない段階でサインや支払いを進める必要はありません。後日書面で確認してから返答する選択肢があります。仙台市で退去費用が高いと感じたらで、確認の流れをまとめています。

退去・原状回復についてさらに整理したい方は、退去・原状回復の相談窓口で確認すべきポイントを詳しくまとめています。よくある質問事例(仙台・退去費用)宮城の住まい相談窓口からも関連情報をご覧いただけます。